有効なマンモグラフィ検診を推進するためには,開業医の検診への参加が必須である。技師不在の施設では,医師が撮影,機器管理をしなければならず,マンモグラムの良質な画像を維持するのに難渋する点が多い。しかし,当院では創意工夫により,マンモグラフィ検診精度管理中央委員会(精中委)の施設画像評価A 認定を取得できた。その経緯から生じた種々の問題点とその解決法について報告する。
撮影装置はSEPIO スタンダード,自動現像機はTCX-202,スクリーン/フィルムシステムはMD-100/CM-H にて撮影している。
1)左右非対称,乳腺後隙と乳房下部欠像は,ブッキーテーブルにAEC センサー位置,フィルムの両端と中央位置のそれぞれにマークを入れることにより改善された。2)煩雑なマーカーを簡素化した。3)カセッテ内枠とスクリーンの大きさとの差による画像欠損をなくすよう工夫した。4)毎週1回,診療放射線技師も参加のマンモグラフィ勉強会に参加し,マンモグラフィ検診精度管理中央委員会委員などの方々からアドバイスを得てマンモグラム読影と画質の向上に努めた。5)スクリーン異常による無数の石灰化様障害陰影発現の原因究明に対するメーカー側の対応の遅れを感じる。
有効なマンモグラフィ検診に必要な精度管理されたマンモグラムを得るためには,施設側の創意工夫と弛まぬ努力は必須である。しかし,装置や感光材料メーカー側の精度管理と迅速な対応も不可欠と思われる。
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