世界保健機関(WHO)の統計によると,2004年に世界各国を合わせて,乳がんに罹った女性は120万人を超えたそうである。乳がんは女性の共同の健康問題だといえる。台湾人女性を例として,乳がんの発生頻度は年々増加して,しかも年齢層は低下し続けている。周知のとおり,乳がんは早期発見できれば,治る効果をあげることができる。
3年前から,50〜69歳の女性を主要対象として,わが国は乳がん検診計画を試行し始めた。2002年7月1日から2004年6月30日まで,1年間の試行期間におけるマンモグラフィの受診者数は延べ80,775人,そのうち乳がんにかかったと診断された人数は168人。そして,2004年7月1日から正式的にスタートして以来,2005年6月30日まで,1年間での受診者数は延べ52,000人,乳がんにかかった検診結果と宣告されたのは156人。
マンモグラフィによる乳がん検診が順調に推進しているが,しかし,現在我が国における乳がん検診はまだ不足のところがたくさんある。それは,若い世代の乳がん事情にも,注意しなければならないことである。我が国では,乳がんは中高年女性だけではなく,25〜64歳ぐらいの女性にとっても,恐ろしい病気である。乳がんの罹患年齢は年々に低下してきた。そのため,我が国では,50〜69歳の女性の検診政策に続き,2004年の年末から40〜49歳の女性を対象にする検診方法の研究も開始した。40〜49歳の女性を対象者にして,無作為に抽出する方法で,受診者を超音波組とマンモグラフィ組に分けて,検診研究を進めている。将来,その研究結果に基づき,若い世代の女性に有効,それにふさわしい検診方法を見つけ出すことができれば,幸いである。
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