| ――――――――――――――――――――――――――――――――――――第15回学術総会/シンポジウム
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各国における乳癌検診の現状(6) |
乳房インプラント挿入者に対する乳癌検診 |
――米国テキサス大学M. D. Anderson Cancer Center の例―― |
東京慈恵会医科大学外科1)
Department of Diagnostic Imaging, University of Texas M. D. Anderson Cancer Center2) |
| 川瀬 和美 1) |
井上 聡 1) |
Gary Whitman 2) |
内田 賢 1) |
| 野木 裕子 1) |
田部井 功 1) |
鳥海 弥寿雄 1) |
森川 利昭 1) |
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近年わが国でも乳房インプラント挿入者は増加しているが,これらの人に対する乳癌検診,特にマンモグラフィ(MMG)による検診方法は知られていない。私は米国テキサス州のMD アンダーソン癌センター(MDACC)放射線診断部での研修経験を踏まえ,インプラント挿入者へのMMG 検診方法につき報告する。
MDACC でのインプラント挿入者に対する乳癌スクリーニングMMG はいわゆるスクリーニングMMG からはずれ,精査のマンモグラフィの部類に属する。アナログのフィルムMMG が使用され,熟練した放射線技師により通常のMLO,CC view とこれら二方向のdisplacement view(インプラントを後方に押しやって乳腺だけを撮影する方法)が撮影される。フィルムは直ちに技師により病歴の情報とともに放射線診断医に提示され,撮影条件・位置の変更や追加のview など,適宜ディスカッション・指示がなされる。これらのシステムにより,インプラント挿入者のMMG 施行による破損はほぼ皆無である。インプラント挿入者に対するMMG の有用性はわが国でも検討・教育され,普及されるべきと考えられる。
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| Key words : 乳房インプラント挿入者,マンモグラフィ,乳癌検診 |