カリフォルニア州の乳がん無料検診プログラムは,連邦政府(国立疾病予防センター,Centers for Disease Control and Prevention)の補助金とタバコ税を資金として,1991年から15年間に渡って低所得者層を中心に延べ178,000人(2003年現在)の女性に無料検診を提供してきた。この小論では,カリフォルニア乳がん検診プログラムの受診資格,プログラムの組織と機能的役割分担,財源と支出の概要,カリフォルニア州のマンモグラム受診率と乳がんによる死亡率の推移などについて概説する。